日記
夏の体なので
「首」を冷やさないように、「首」を温めるように。
寒い時期や体の冷えを感じるようなときにはこのようなことがよく言われます。
「首」だけではなく「手首」や「足首」はなるべく冷やさないようにね、と。
仕事柄、年がら年中「手首」をむき出しにし、冬でも室内では「首」はわりとオープンな服装なもので、夏の「暑がりな体」になっている時期に美容室に行くのはちょっと心配。
普段オープンになっている首にタオルを巻き、指先まですっぽり覆うようなケープをかけてもらって過ごす数時間、これが夏仕様の体にとっては「途中で暑くなってしまわないか?汗をかいてしまわないだろうか?」とドキドキものなのです。
もちろん店内は涼しくて快適、暑いはずはないのですが。
問題は私の体。
体が季節限定の暑がり仕様になっているもので、普段オープンにしている腕や首まわりにフタをされると自分の熱でどんどん暑くなってくるような感じがするのです。
なので時々そーっとケープの袖をまくって手首を出してみたり。
こうするだけでもかなり違います。
てことはやっぱり慣れない長袖&ハイネック状態が私にとっては暑さの引き金になるようなので、夏に髪を切りに行くときはできるだけ涼しい服装で行くよう心がけておりますし、「暑い?」と聞かれたときには正直に「ちょっと暑くなってきました」と伝えるようにしております。
へたに我慢して汗だくになってしまうと、切った髪が顔にはりつくなどでかえって面倒をかけてしまいそうな気がするので。
お部屋が暑いわけではないのだけれど、ちょっとしたことで「暑い」のスイッチが入ってしまう。
これが私の体にとっては夏のスタンダードなのですが、他の人はどうなんだろう?
涼しい場所にいれば暑くなることなんてありませんよ、というのが普通なんだろうか?
夏はつねにそんな疑問を抱えつつ仕事をしております。
パウゼの店内はもちろん涼しくしておりますけれども、室温とは違う部分での「暑さ」が発生してしまうことを知っている私としましては、たとえばフットバスだったりホットストーンだったりアイマスクが引き金となって「なんだか暑い」と感じ始めた場合にはどうか遠慮なくお知らせしていただきたいと思っているのです。
アイマスクなど温める系のものを外したり、涼しい風がお客様に届くよう調節したり、すぐに対応いたしますので。
じわっと汗をかくようになってしまうと、施術者に触れられるのがなんとなくイヤだなと感じてしまうことになるかもしれません。
せっかく疲れた体を休めに来たのに、そうなってしまっては本当にもったいないですから。
施術を行う側の感覚としましては、お客様の汗が施術に影響することはまったくありません。
お仕事帰りの汗だく状態でご来店いただいたとしてもまったく問題ありませんし、むしろ暑い中たくさん動いて汗をかいて疲れた体だからこそ、そのままちょっとパウゼに立ち寄って少し休んでいってもらえたらなぁと思うほどです。
施術する側にとってはまったく気にならないことではございますが、逆にお客様がご自身の汗の心配をすることでリラックスできなくなってしまうのではないかと思うのです。
夏の美容室での私がそうなので。
なんだかじわっと頭の中が暑くなってきたなぁ・・・と感じ始めると、「これ以上ひどくなりませんように」と気になってしょうがないのです。
なので、どうかどうか当店では我慢なさらず、遠慮なさらず。
施術中にからだの中からじわっと暑くなってくるというのは、とてもよくあることなんです。
それに加えて、汗をかきやすい夏の体にフットバスやアイマスクは「暑い」のスイッチが入りやすくなるもの。
私の方でもできるだけお声がけをしてお客様が「暑くなってきた」と伝えやすい雰囲気を心がけるようにしてまいりますけれども、お客様も施術中に暑くなってきたなぁと感じたときにはすぐにお伝えいただけたらと思います。
「あのー」とお声をかけていただくだけで大丈夫ですので。