日記
のど飴、置いておきます
店内が乾燥しすぎないように気をつけてはおりますけれども、それでもこれからの季節はなんとなく喉がイガイガしたりちょっと咳が出そうな時というのもあると思うんです。
そんなときは我慢していただかなくて大丈夫ですのでもし軽く咳払いなどをすることですっきりするのであればおおいにしていただいてかまわないのですが、とはいえもし自分がお客様の立場だったらやっぱりできるだけ我慢しようとしてしまうだろうなと思ったりもするので、喉の不快感をがんばってこらえようとする気持ちもわかるのです。
でもそうなると、きっとリラックスできなくなっちゃうだろうな、と思いまして。
喉の不快感に気持ちが集中してしまって心底くつろぐということができなくなってしまいそうだな、だとしたらせっかくここに来たのにもったいないことだなぁと。
というわけで、いざというときのためにのど飴を置いてみました。
はちみつが苦手でなければ、ぜひどうぞ。
中からはちみつがとろりと出てくる飴なので、イガイガした喉がちょっとラクになるかもです。
試食したあとに日記の話題にしようと思い立ったもので、食べかけみたいな残念な姿になってしまいました。
開封する前のきれいな姿をひとまず撮っておこうと、なぜ思いつかなかったんだろう。
これじゃなんだか私のおやつ自慢みたいな感じになっておりますが、そうではありません。
袋のまま置いておくことはしないのでお客様がパッケージを見ることはできませんから、こちらの画像でご確認いただければと。
飴はガラスの小鳥にいれてお客様のそばへ。
施術中、もし喉がなんだかイヤな感じだなと思ったときはこの小鳥を探してみてくださいね。
小鳥のおなかにのど飴が二粒入っておりますので、いつでもご自由にどうぞ。
そろそろ見納め
このお店はいつまで夏みたいな造花を飾っているんだろう?
この辺を通る人達からはもしかしたらそんなふうに思われているかもしれません。
店主の私から見ても、このカラフルでヒラヒラした花たちは11月下旬の風景には馴染まない気がしますもの。
でも造花じゃなくて、いまだに元気に花を咲かせている本物の金魚草なのです。
調べてみると、金魚草って寒さに結構強いらしい。
勝手なイメージで「春夏って感じ」で「寒さに弱そう」なんて思っていたけれど、そうではなかったのですね。
朝の冷え込みでもう何度も凍っているんですけれども、なぜか傷むことなく昼間は元の姿に戻ります。
凍ってしまったらだめになるものだとばかり思っていたけれど、ぜんぜんそんな様子がなくてびっくりです。
さすがにもう成長はしていなくて終わりに向けた準備といった感じなのですが、最後の花をきれいに咲かせてくれている間は見守ってあげたいなぁと。
この寒い中で頑張らせてしまうのもかわいそうな気がして、もういいよと引退させてあげたい気持ちもあるのだけれど。
でもここまで頑張っているならば、最後まで見届けてあげたい気持ちのほうが勝りました。
きれいな花を見て嬉しくなるのと同時になんとなく切ない気持ちになるのは、これがいよいよ今シーズン最後の花だからでしょうか。
パウゼの庭の花もそろそろ見納めです。
早起き
お客様と当店のタイミングがうまく合えば、お問い合わせから15分後にはご来店ということもめずらしくありません。
そのため、ご予約が入っていない時間帯も決して油断はできません。
お客様がいない時でも私は店内でなにかしらの作業をやっていたりしますので、急なご予約が入った場合はそれらをすぐにストップして施術の準備へと切り替えることになります。
だから店内で作業をするときはとにかく散らかさないこと、すぐに片付けられる程度の作業にとどめておくこと。
そうなるとどんなにヒマだったとしても営業時間内には取り掛かれない作業というものもたまにはありまして、今日はそれをやっつけてしまおうということで早起きをしたのです。
睡眠時間を削るのであれば、夜ふかしではなく早起きのほうがいい。
というわけで午前3時53分、店内で作業開始。
3時半頃には始める予定でいたのですが作業に必要な道具がみつからず(ちゃんと準備しておいたはずなのに!)探し物からスタートするという痛恨のミス。
タイムリミットはいつもの起床時間の5時まで、約一時間です。
一体何の作業をしたのかと申しますと、お店の外にかけてあるフラッグを新調するための作業。
もともとはオーダーしていたのですがそのお店がなくなってからは自分で工夫してどうにか間に合わせておりました。
ただ今回は当時のフラッグとほぼ同じ色の生地を手に入れることができたので、だったらデザインも復活させたいと思いたって自分でペイントしてみることに。
デザインを生地にうつしてそれをなぞるだけなので絵心とかそういったものは関係ないだろう、慎重にやっていけば私のような人間でもまぁそこそこ使えるものになるのではないかと考えていたのです。
至近距離で見るものではありませんからね、少々だめな部分があったとしても目立たないんじゃないかなと。
でも。
間違っておりました。
考えが甘かった。
やっぱり絵心というかセンスというか、なにかを描くということにまったく向いていない私が手を出してはいけないものだったと深く深く反省。
なぞるだけなら私でもできるんじゃないかと思っていたけれど、やっぱりなにかを描くならその方面の才能というか器用さみたいなものを持ち合わせていないとだめなのね。
とはいえ離れた距離から見るものだから、もしかしたらフラッグとして外にぶら下げてみたら結構いけるかもしれない…
そんな淡い期待も虚しく、やっぱりだめなものはだめでした。
さすがにこれは使えない。
このフラッグが店先にかかったのはほんの一瞬、そして誰にも見られることなく引退です。
だからといって今日の早起きがムダになったかといえばそうでもなく。
やっぱり私には「なにかを描く」というセンスがまるで無いということをあらためて確認できたのは収穫です。
下絵を慎重になぞっていっただけのはずなのに、出来上がってみればちゃんとおかしなことになっているのだから不思議。
これはもう、ほんとうに「向いていない」ということなんだろうな。
絵が描ける人、心の底から尊敬します。
そして、午前3時台というとんでもない時間帯にパウゼで過ごすのはなかなか快適…いや、かなり快適ということも判明。
営業時間内とはまったく違う雰囲気の店内は、なにかに集中したりするにはとてもいい感じ。
これはちょっと癖になりそうです。
赤
ひとが休むための空間ならば、おそらくブルーとかグリーンとかそういった色のほうが良いんだろうなぁとは思うのですけれども。
個人的な好みで言えばやっぱり青が好きなんですが、こういうのって「好き」とはまた別次元の感覚なのですね。
どうしても寒い時期になるとこの場所には赤が欲しくなるのです。
理屈よりも感覚を優先してしまった結果、現在のパウゼはいつもよりも赤が多めの空間となっております。
それでも去年はグリーンのカーテンにしていたんですよ、そのほうが良いかなぁと思って。
ですから去年の冬に使ったカーテンを出してきて窓にかけてみたのですが、どうしてもしっくりこない。
グリーンがいけないというわけではないし、グリーンでもなかなかいい感じではあるのだけれど、もっと暖かい感じが欲しいような。
そこで赤の出番です。
さすがにカーテンに赤を持ってくるというのは強すぎるだろうか、と思ったりもしたのですけれども。
これがなかなか落ち着く空間になっていると思うのですがいかがでしょう。
というわけでこの冬、施術チェアの横の小窓は日が暮れると深い赤のカーテンに。
そうなると、昼間の店内とはまたちょっと違った雰囲気になるんです。
いつもは昼間のパウゼをご利用のお客様も、たまには日が暮れてからのパウゼにいらしてみませんか?
冬のハンドマッサージ
今月10日より、当店のメニュー「ハンドトリートメント(ハンドマッサージ)」が冬バージョンとなりました。
季節に合わせて内容を工夫するというのは、ハンドメニューでは初めての試みです。
ハンドトリートメントをオーダーされるお客様の中には、気持ちよさを求めると同時に手がカサつき気味だからという理由のかたもたくさんいらっしゃいます。
とくに冬はそういったお客様がとても増えてまいります。
「手がカサカサだから今日はハンドマッサージもお願いしようかな」というような感じでのオーダーが、冬は特に増えてくるのです。
当店はクリームを使いながらのハンドマッサージなので、乾燥したお肌のケアにもなるんですよね。
普段の生活ではなかなか時間をたっぷりかけて念入りにハンドクリームを塗り込む機会というのは難しいでしょうから。
もちろんクリームでもしっとりとした手に仕上がるのですけれども。
せっかくお店に来たならば、もうちょっとなにかスペシャル感があってもいいのではないかしら。
少し前からそんなことを考えておりまして、ひらめいたのが保湿化粧水&オイル。
乾燥したお肌にはまずうるおいをしっかり与えて、それからオイルでマッサージというのはどうかな?と。
私自身、仕事柄すぐに指先がパサパサになります。
「一日に何度もお客様にオイルマッサージをするのなら、手荒れなんてしないのでは?」と言われたことがありましたが、もちろんそんなことはなくてオイルに触れる機会よりもはるかにたくさんの水仕事・手洗い・消毒ですから指先は白くなってパサパサに。
施術者としての理想は「やわらかな指先」なのですが、ハンドクリームをささっと塗るくらいでは表面の乾燥を抑えることはできてもやわらかさまではなかなか難しい。
なんだか硬いんだよな、お肌が。
そこでひらめいたことを実験してみると、これがけっこう良い。
特に乾燥して硬くなる爪のキワや親指の先が、ハンドクリームだけのときよりも柔らかい感じがする。
手の甲で比べてみると、化粧水&オイルを使ったほうがなんだか肌の色が明るく見えるのです。
乾燥のせいで肌がくすんでみえていたのでしょうか。
というわけでパウゼの冬のハンドトリートメント。
まずはミスト状のローションを手の甲や指先にスプレーして、しっかりとしみこませてからオイルマッサージ開始となります。
オイルは水溶性のものを使用いたしますので、施術後のオイル感が気になる場合はおしぼりで手を拭いていただければさっぱりとするはずです。
お客様の肌に直接触れる私の手も、この方法で日頃からケアをして「やわらかな指先」をキープしようと思います。
パサパサ・カサカサ・ザラザラ・・・そんな手で触れてしまってお客様に不快な思いをさせないよう、これからの時期は「自分のハンドケアも仕事のうち」と自覚しなければ。