日記
「いつもどおり」の安心感
先日、いつもお世話になっている会社さんから「この製品を使うと施術の効率が劇的にアップしますよ!」という感じで新製品の案内を受け取りました。
たしかにこれはおっしゃるとおり。
私も前々からこういう製品があったらいいんだけどなと思っておりました、効率アップを望んでいたというわけではなくて便利さを求めてなのだけれど。
一人でなにもかもをまわしているお店なので、一つの作業がちょっと便利になるだけでもかなり助かるんです。
「効率アップ」とか「時短」というワードはリラクゼーション業界とは無縁だとばかり思っていたけれど、そうでもないのね。
パウゼにはまったくもって似つかわしくない言葉だけれども、この「効率アップがかなう新製品」というものは施術者にとってなかなか魅力的なのでした。
思い切って導入しちゃおうかなと考えていると、その一方で思い浮かんでくるのはお客様のこと。
お客様にご不便をかけてしまうということでは決してないしむしろ良くなる部分もあったりするのだけれど、今までとは施術の流れがちょっと変わってしまう。
この「変化」が気がかりで。
なんの根拠も無いごくごく個人的な感覚のお話なのだけれど、変化を起こすとしたら今の季節はなんとなく向かないような気がするのです。
これからどんどん日が短くなったり寒くなっていく時期には新しい変化を起こすよりも、このお店の中は「いつもどおり」を守っていくほうが良いんじゃないかなぁと。
お客様にとってというだけではなく私自身にとっても、寒い時期に「いつもどおり」という安心感を手放すのはなんだかとても不安なのです。
パウゼで新しいことを試してみる!ということを考えると楽しみな気持ちよりもよりもソワソワ落ち着かない気持ちになってしまうのは、季節的な心の動きなのでしょうか。
店主ですら寒い時期は「いつも通りの安心感」の中で仕事をしたいと思うのですから、疲れた体でここに来てくださるお客様にとってはなおさらかと。
そのようなわけで来年の春夏シーズンが見えて来る頃まで、新しい計画は心のなかであたためておくことにします。
パウゼはいつでも「いつもどおり」ですので、どうぞ安心してお越しくださいね。
なんだかさみしい
バラが秋の花をつけてきたし、菊もそろそろ花の準備をしてきたような気配なので、謎の巨大ひまわりを終了させました。
完全に花が終わったというわけではないのだけれど、もうかなりお疲れのご様子。
そしてなにより、ひまわりが周囲の景色と馴染んでいない感じがするのです。
パウゼの庭はもう夏の花が似合わないようで、弱った姿でここにいてもらうのはかえって痛々しくて。
それでばっさり、です。
夏の間楽しませてくれてありがとう、と、もうしばらく細々と咲けたかもしれないけどごめんね、の気持ちを込めて、ばっさり。
巨大なひまわりから見下ろされる「圧」がなくなったのと巨大な葉っぱたちに遮られがちだった視界がひらけたことで、お店の前がずいぶんとすっきりしました。
それと同時に「あー、とうとうほんとうに季節が過ぎ去ってしまったんだなぁ」と、ものすごくさみしい気持ちになっているところです。
なんだか今年は特にさみしい感じ。
巨大ひまわりの存在感ががすごかったですからね。
ようやく秋を実感したところだというのに、私が利用しているハンドメイドマーケットのサイトから昨日届いたメールのタイトルは「9月から楽しむクリスマス」
そんなに急がせないでー!とびっくりしつつも、いやまてよ、それほど未来すぎる話でもないのか。
クリスマスシーズンに乗っかるつもりなのであればもうそろそろちゃんと向き合っていかなければならない時期ってことなのよね、と気が付きました。
秋冬シーズンの商品が云々なんてのんきなことを言っている場合ではないのか。
気持ちばかりが焦ってしまいます。
ねこばか
とてもお世話になっているショップさんのメルマガに「今週の猫社員」というコーナーがありまして、そこに〈番外編〉として本日ウチのしましま猫が掲載されました。
応募したとかそういうわけではなくって、たまたまお取引に関するやり取りに添付した猫写真を「今度メルマガに載せてもいいですか?」という流れで。
パウゼ以外でうちのネコの姿を見るなんて新鮮な感じ。
なんだかうれしい。
とてもうれしい。
ねこばかですみません、でもやっぱり嬉しいのです。
そのメルマガに「もう9月だなんてうそみたい!」的なコメントが書かれておりまして、それを読んで「ここにも仲間がいた!」と思ってしまいました。
「え?もう9月?うそでしょ?」って気持ち、ほんとうによくわかります。
この日記だって気がつけば一ヶ月近くも更新していなくって、もちろんしばらく更新ができていないなぁとは気にしていたのですがまさかこんなにも時間が経ってしまっていたなんて心底びっくり。
急に焦りを感じてしまい「とにかく更新しなければ!」と。
そのようなわけで、これといって話題が見つからないのでそんなときは猫だのみということで。
今週の猫社員〈番外編〉でした。
謎のひまわり
現在、パウゼの庭には巨大なひまわりが数本。
なんだか見下ろされているような圧を感じます。
毎日何度もここを通る私がそんなふうに感じるのだからお客様はもっと「圧」を感じてしまうのではないのかと、じつはちょっと気になっています。
巨大なひまわりから見下ろされる感じ、このお店の雰囲気には合わないんだよなぁとわかってはいるのですがせっかく育ったのですからどうにかするわけにもいかず、今年の夏はこのひまわりとともに過ごすことにしております。
どんどん大きくなるひまわりを見上げて、どれほど大きな花が咲くのだろうかと期待していたのですがお花はけっこう普通。
花の姿が大きいとかちょっと変わってるとかそういったことはなく、ごくごく普通のひまわりでした。
むしろ巨大な葉っぱや極太の茎とのバランスから考えると「あれ?」といった印象。
花から「圧」を感じることはなく、やさしいひまわりといった感じです。
今年の庭には大きなひまわりを!と思ったわけではなくて、これはアクシデントというか予定外というか、とにかくこんなはずではなかったことで。
去年、庭で咲かせたミニひまわりがとても可愛らしかったので種を取っておいてそれを今年の春に植えたはずなのです。
パウゼのまわりに小さなひまわりがザクザクと咲いたら可愛いだろうなぁと思って。
それが順調に発芽していたはずなのに、気がつけばどんどん消えていき。
そしてわずかに残ったものはなぜだかどんどん背が高くなり。
どうしてこんなことになってしまったのか。
そもそも私が種を間違えたのか?
そんなはずはないと思うのだけれど、でも私ならやりかねないとも思う。
ミニひまわりはいったいどこへ?
そしてこの妙な巨大ひまわりはいったいどこから?
謎だらけです。
停電で気付かされたこと
先日の停電。
お客様がいないタイミングだったのでとくに慌てることもなく困ったことも発生せずに済んだのですが。
当店では、外が暗い時間帯の施術中に停電が発生した場合に店内が真っ暗にならないよう、店内の照明の一部を停電でも点灯する電球にしてあります。
店内の飾りのように置いてあるテーブルランプも充電タイプのものなのでいざというときには店内を照らしてくれます。
スピーカーも充電タイプのものを使用しているので、万が一施術中に突然停電が発生してもいきなり真っ暗で無音ということにはなりません。
のはずだったのですが。
先日の停電の時に、その「停電でも点灯する電球」がついていないことに気が付きました。
普段から当たり前に使っているものなのでそれが停電時に点灯するものだったことすら少しの間忘れていたほどで、しばらくして「あれ?そういえばここの電球って・・・」と異変に気がついた次第です。
いったいいつからこの電球は「普通の電球」になってしまっていたんだろう?
明るい時間、しかもお客様がいないタイミング、今回はこういった状況だったことに助けられましたが、準備をしていてもいざという時に役立てられないということもあるのだとあらためて気付かされました。
準備をしたことですっかり安心して、まさかそれがいざという時に作動しないなんてことを考えもしていなかった自分の甘さに反省です。
日頃からの確認、大事ですね。
とはいえ、何かが壊れるときって突然だしなぁ・・・普段からこまめに確認していたとしてもタイミング的に不運だったみたいなことも無いとは言えないのですが。
でもまぁとにかく確認は大事だと心に刻むことにしました。
電球は保証期間内だったためメーカーさんが交換してくれることにはなりましたが、いざというときのプランをもう少し細かく想定して心構えをしなければならないなぁと思っているところです。


