日記
冬のハンドマッサージ
今月10日より、当店のメニュー「ハンドトリートメント(ハンドマッサージ)」が冬バージョンとなりました。
季節に合わせて内容を工夫するというのは、ハンドメニューでは初めての試みです。
ハンドトリートメントをオーダーされるお客様の中には、気持ちよさを求めると同時に手がカサつき気味だからという理由のかたもたくさんいらっしゃいます。
とくに冬はそういったお客様がとても増えてまいります。
「手がカサカサだから今日はハンドマッサージもお願いしようかな」というような感じでのオーダーが、冬は特に増えてくるのです。
当店はクリームを使いながらのハンドマッサージなので、乾燥したお肌のケアにもなるんですよね。
普段の生活ではなかなか時間をたっぷりかけて念入りにハンドクリームを塗り込む機会というのは難しいでしょうから。
もちろんクリームでもしっとりとした手に仕上がるのですけれども。
せっかくお店に来たならば、もうちょっとなにかスペシャル感があってもいいのではないかしら。
少し前からそんなことを考えておりまして、ひらめいたのが保湿化粧水&オイル。
乾燥したお肌にはまずうるおいをしっかり与えて、それからオイルでマッサージというのはどうかな?と。
私自身、仕事柄すぐに指先がパサパサになります。
「一日に何度もお客様にオイルマッサージをするのなら、手荒れなんてしないのでは?」と言われたことがありましたが、もちろんそんなことはなくてオイルに触れる機会よりもはるかにたくさんの水仕事・手洗い・消毒ですから指先は白くなってパサパサに。
施術者としての理想は「やわらかな指先」なのですが、ハンドクリームをささっと塗るくらいでは表面の乾燥を抑えることはできてもやわらかさまではなかなか難しい。
なんだか硬いんだよな、お肌が。
そこでひらめいたことを実験してみると、これがけっこう良い。
特に乾燥して硬くなる爪のキワや親指の先が、ハンドクリームだけのときよりも柔らかい感じがする。
手の甲で比べてみると、化粧水&オイルを使ったほうがなんだか肌の色が明るく見えるのです。
乾燥のせいで肌がくすんでみえていたのでしょうか。
というわけでパウゼの冬のハンドトリートメント。
まずはミスト状のローションを手の甲や指先にスプレーして、しっかりとしみこませてからオイルマッサージ開始となります。
オイルは水溶性のものを使用いたしますので、施術後のオイル感が気になる場合はおしぼりで手を拭いていただければさっぱりとするはずです。
お客様の肌に直接触れる私の手も、この方法で日頃からケアをして「やわらかな指先」をキープしようと思います。
パサパサ・カサカサ・ザラザラ・・・そんな手で触れてしまってお客様に不快な思いをさせないよう、これからの時期は「自分のハンドケアも仕事のうち」と自覚しなければ。