日記
「いつもどおり」の安心感
先日、いつもお世話になっている会社さんから「この製品を使うと施術の効率が劇的にアップしますよ!」という感じで新製品の案内を受け取りました。
たしかにこれはおっしゃるとおり。
私も前々からこういう製品があったらいいんだけどなと思っておりました、効率アップを望んでいたというわけではなくて便利さを求めてなのだけれど。
一人でなにもかもをまわしているお店なので、一つの作業がちょっと便利になるだけでもかなり助かるんです。
「効率アップ」とか「時短」というワードはリラクゼーション業界とは無縁だとばかり思っていたけれど、そうでもないのね。
パウゼにはまったくもって似つかわしくない言葉だけれども、この「効率アップがかなう新製品」というものは施術者にとってなかなか魅力的なのでした。
思い切って導入しちゃおうかなと考えていると、その一方で思い浮かんでくるのはお客様のこと。
お客様にご不便をかけてしまうということでは決してないしむしろ良くなる部分もあったりするのだけれど、今までとは施術の流れがちょっと変わってしまう。
この「変化」が気がかりで。
なんの根拠も無いごくごく個人的な感覚のお話なのだけれど、変化を起こすとしたら今の季節はなんとなく向かないような気がするのです。
これからどんどん日が短くなったり寒くなっていく時期には新しい変化を起こすよりも、このお店の中は「いつもどおり」を守っていくほうが良いんじゃないかなぁと。
お客様にとってというだけではなく私自身にとっても、寒い時期に「いつもどおり」という安心感を手放すのはなんだかとても不安なのです。
パウゼで新しいことを試してみる!ということを考えると楽しみな気持ちよりもよりもソワソワ落ち着かない気持ちになってしまうのは、季節的な心の動きなのでしょうか。
店主ですら寒い時期は「いつも通りの安心感」の中で仕事をしたいと思うのですから、疲れた体でここに来てくださるお客様にとってはなおさらかと。
そのようなわけで来年の春夏シーズンが見えて来る頃まで、新しい計画は心のなかであたためておくことにします。
パウゼはいつでも「いつもどおり」ですので、どうぞ安心してお越しくださいね。