日記
こざっぱり
先日、フットバスを店内で落としてしまいました。
手が滑ったのか力が抜けてしまったのか、なんだかもうよくわからないのだけれど気がつけば片手がフットバスから外れてしまっていたのでした。
中に入っていたお湯のほとんどが床に流れ出た状態に。
たかがフットバスのお湯、せいぜいほんの数リットルとはいえ、なにしろここは狭い空間ですから被害はなかなかのもので。
「こんな事が起こってしまったらたいへんだよなー」なんて時々ふと想像してブルッとすることはあっても、実際には開業以来いままで一度も起こったことはなかったのですが、とうとうやってしまったのです。
しかもこれからご来店するお客様のために準備をしていたタイミング。
お客様が来る前になんとかしなくては!
大慌てで片付けをしてなんとかお客様のご来店時にはひとまず何事もなかったかのような状態に整えて、閉店後にあらためて家具を動かしたりラグをはがしたりして盛大な拭き掃除に。
それほど大きいものや重たいものがあるわけでもないとはいえ、一人でこなすには肉体的にも精神的にも結構しんどい作業となりました。
短時間で店内を整えなくちゃというのが相当なストレスで無意識のうちに歯を食いしばっていたのでしょうか、お客様の施術を終えて一息ついた頃に左の顎が痛み始めて。
こういう痛みはかなり昔にも何度か経験したことがあったものですからそのうち自然におさまるはずだとわかってはいるものの、噛むのがつらいし痛みがあるというのはやっぱり怖い。
そして翌日、気がつけば腕がアザだらけ。
大慌てで拭き取ったり、家具を移動したり重たいラグをはがして丸めて店の外に出したりと必死で頑張っているうちにあちこちぶつけまくっていたんだろうなぁと。
顎の痛みもなくなり腕のアザもほとんど目立たなくなったので、いまようやくこの話ができるというわけなのです。
そんなこんなでほんの数日前、パウゼはたいへんなことになっていたのでした。
パウゼの床に敷いていたフローリング調の茶色いラグ、じつはホットカーペットでもあるのでこのまま夏が終わるまでは店内に戻さなくてもいいかなと思いまして。
ラグを撤去してしまったせいで床を歩くときのフカフカ感がなくなってしまったのだけれど、ラグのない床はなんだかとっても明るい感じで店内がこざっぱりした印象に。
夏っぽくて、これもいいかも。
せっかくだから、夏らしい絵でも壁にかけようかと思案中です。