日記
忘れていたこと
日々の出来事を綴るのが日記とはいえ、このように公開してしまうものとなると相手があるような出来事を話題にするわけにはいきません。
お正月に姪っ子に会ってちょっとおもしろかった(というか衝撃的だった)話、などというのも書けないのです。
それがなんてことはない日常会話だとしても、相手がある出来事はやはり勝手に公開することはできません。
だからパウゼの日記は話の世界が狭くなってしまいます。
気がつけば、パウゼの日記は猫のこととか、ネコのこととか、ねこのこととか。
でも、大親友だけは今回も話題にするのをきっと楽しみにしてくれているはず。
というわけで、先日届いた大親友からのプレゼントのおはなしを。
リボンのかかった箱が私のもとに届きました。
どうやら中身はキャラメルのようなのです。
箱に入ったお菓子というだけで心がおどりますが、そこにリボンがかけられているとなるともう心が震えるレベルです。
リボンがかかった箱(しかも中身はおやつ!)を受け取る機会など私の日常にはそうそう発生しませんから、箱を見ているだけでうっとりなのです。
リボンをほどいてしまうとこの「うっとり」から覚めてしまうような気がして、なかなか箱を開けられない。
結局、午前中に受け取ったこのお菓子、勇気を出して開封したのが夜の閉店後となってしまいました。
仕事の合間にばたばたと開封するのも夢がないなぁと思い、店を閉めて一人になってからゆっくりと開封の儀式をしたというわけなのです。
リボンがかけられたプレゼントを眺める幸せを堪能したあとは、ものすごく美味しいキャラメルを堪能しました。
そういえばキャラメルを食べるなんて、ものすごく久しぶり。
ものすごく久しぶりににキャラメルを食べて、そういえば私キャラメルってけっこう好きだったんだということを思い出しました。
彼女からの贈り物はいつも、私が忘れていたことを思い出させてくれるのです。
今回も大親友に感謝です。