日記
夕暮れ
なんだか少し前から、ものすごく日が暮れるのが早くなったような気がします。
日が暮れるのが早くなったというよりも、今時期のこの時間ってこんなに暗かったっけ?とお盆の少し前くらいから気になっております。
曇りとか雨とかそんな状態の日が続いているせいなんでしょうか。
快晴のまま夕暮れを迎えれば、もっと明るかったりするのでしょうか。
お店の外灯をつける時間が、この時期にしてはちょっと早いような気がしてしかたがないのです。
パウゼは基本的に19時で当日の受付は終了ですので、19時の時点でその後の予約がなければ閉店となります。(日曜日は18時です)
そのようなわけで一番早い場合は19時で店じまいですから夏だと外灯をつけることなく閉店を迎えるということも珍しくはなかったはずなのですが、なんだか今年はそうでもないような。
こんなものだったかなー、この時間ってもっと明るくなかったかなー。
ここのところ、そんなことを毎日思いながらお店の外灯のスイッチを入れているのです。
でも8月下旬ですものね、そろそろ現実を受け止めなければです。
この、どんどん日が短くなっていく時期というのがどうも苦手で。
日暮れの時間になるとなんだか妙にさびしい気持ちになってしまうんですよね、楽しい時間が終わってしまうみたいな感じの。
毎年恒例のこの感じ、どうにかして克服できないものでしょうかね。
モテないシスターズ
最近では、かなり離れた距離でもお互いを確認し合うと小走りで駆け寄ってくるようになりました。
はるか遠くから駆け寄ってくる姿にもうメロメロです。
くれぐれも車には気をつけてほしい、これだけはもういつもいつも心配ですが。
物陰からいきなり足元に現れる、とか、振り返ると突然いた、とかそんなことも時々起こります。
これにはもう、心底驚かされます。
さすが外慣れしている猫さんです、気配を隠してターゲットに近寄る技は本当にすごい。
うちの猫たちみたいにドタドタと足音を立てて歩き回るなんてことはぜったいにしません。
先日、この黒猫さんがうちのクロネコの鳴き声に気が付きまして。
のっしのっしとやってきて、網戸越しに我が家のネコズとご対面。
シャー!ってなっちゃうかな、それともオス猫さんだからうちの姉妹ネコが気になっちゃったりするだろうか、どちらにしてもうちはかなりの怖がりシスターズだからそんなに近づいてしまって大丈夫かなぁと心配して見ておりました。
万が一のときにはいつでも間に割って入れるように。
網戸を挟んで3匹で鼻チューごあいさつ。
なごやかな雰囲気。
おや、うちのお嬢様方を気に入ってくださいましたか?
と思ったら。
なんだぁ、って感じでくるっと背を向けて庭の雑草をもぐもぐし始めました。
あら残念。
うちの猫よりも草のほうが魅力的とは。
怖がりシスターズあらため、モテないシスターズです。
ひさしぶりに、振り返る
お盆です。
とはいえ、実家暮らしの私には帰省という行事もなく、近くに親戚がいるわけではないので親族が集まってどうこうという行事もなく、そのためお盆期間もごく普通の日々でパウゼも通常営業。
キュウリの馬とナスの牛を作って、父のお墓参りを済ませたら私のお盆は終了です。
そんなお盆に一枚のハガキが届きました。
それは短大時代に所属していた研究室の懇親会の案内で、オリンピックイヤーに開催するというルールでこれまでも定期的に届いていたものでした。
案内文を読んでみるとなんと8年ぶりのとこと、ものすごく懐かしく(研究室がというよりもオリンピックイヤー恒例というルールがなんだか妙に懐かしく)感じたわけは8年ぶりの案内状だったからなのか。
前回のオリンピックイヤーはコロナで・・・ってことかな。
8年ぶりということに驚きつつ、さらに詳細を確認するべくハガキのQRコードを読み込んでみると、なんと自分が卒業した短大がいまはもうなくなっているとのこと。
しかも2018年に閉学ですと?6年も前の話??
いやまてよ、研究室時代の友人が帯広に遊びに来てくれたのって、いつだったっけ?ほんの何年か前ではなかったか?いや、思っている以上に前のことなのか?
彼女と会ったときにはそんな話題は出ていないような・・・と思いつつ、でも久しぶりに会った友達と話すならば思い出の再確認よりもお互いの現在を共有するほうがだんぜん興味深いし楽しいから、きっとそっちに夢中になったんだろうな、と。
だいたい、母校が無くなったとしても自分たちの今に変化があるわけでもないし。
私が通っていたのは四年制大学の短期大学部でした。
大学はいまでも存在していてスポーツ中継などでも大学名を見かける機会はあったので、まさか短大部が無くなっているとは夢にも思わず。
まぁ、大学としては歴史が続いているわけだから「私の母校が無くなった」ということではないのだろうけれども。
めずらしく過去を振り返って、ものすごく時間が経ったんだなぁとあらためて実感です。
往復はがきでの出欠確認だったものがいつのまにかQRコードからのオンライン登録になっているのですから、時間が経ったというよりも「時代が変わった」というやつか。
そりゃあいろいろ変化しますよね、と納得です。
歯を食いしばる
もしかしたら私だけなのかもしれませんが、口を開けていると体にきちんと力が入らないような気がします。
とくに、痛みをこらえるとき。
おそらく自然に歯を食いしばるか、唇をキューッと結んで力が入っていることと思う。
口をぽかんと開けたままなにかを頑張るって、自分の体ではちょっと想像できません。
なんでこんなことを突然思ったのかと申しますと、歯医者です。
先月、いつものとおり半年に一度のクリーニングに行ったところ、歯の詰め物を取り替えないかと提案されました。
銀色の詰め物、これを自分の歯とほぼ同じ色のものに付け替えることに保険が効くようになったんだとか。
奥歯の詰め物の色なんて気にしたことなど一度もなかったので全く興味はありません。
だいたい、自分の歯に関して言うならば八重歯が最大のコンプレックスですから、それに比べたら奥歯の詰め物が何色だろうとそんなことはどうでもいいんです。
必要がないならできるだけ歯医者には来たくないんだよなぁと思いつつのらりくらりとかわしていたのですが、説明を聞いているうちに心がぐらぐらしてきてしまいました。
そういえば私の歯って栃木に住んでいたときの治療だから、相当年数が経ってるな。
チェックの意味も兼ねて、いったん外して新しいものに取り替えてもらうっていうのも良いのかもしれない。
そんなことを考えはじめて、結局「お願いします」ということに。
そして先日。
古い詰め物を外して、中をちょっと削って、型をとって、というようなことをしていただいたんだと思うのですが。
麻酔の効きが、イマイチな気がする。
舌で歯の周りをちょいちょいっと触ってみるとちゃんと感じるのだけれど、この状態で削られても大丈夫なものなんだろうか?
歯を削るとかそういった治療的なことをされるのがあまりにも久しぶりすぎて、麻酔の効き具合がよくわからない。
麻酔ってもっと感覚がなくなるイメージでいたのだけれど、最近の治療ってこんな感じなのかな?
そんな事を考えながらいよいよ歯が削られはじめて・・・なんだかやっぱり痛いんですけど、歯の治療ってやっぱり我慢が必要なものだった?
やっぱり「やります」なんて言わなきゃよかったと大後悔。
早く終わるようにとひたすら願い続けて痛みをこらえていたのだけれど、痛みを我慢するための力があまり入らないような。
大人なんだから見た目だけでも平気なふりができるはずなのに、残念ながら涙目に。
口を開けていると、こんなにも痛みに対して頑張れない自分になってしまうのか。
大丈夫なフリをするという見栄も張れないなんて。
なにかに耐えるとか頑張るとかそういう場面ではやっぱり口をキュッと結ぶって必要なんだなとあらためて感じました。
ということは、逆に考えてみると。
パウゼでちょっとひとやすみという時にはあえて口を少しだけ開けてみるというのもありかもしれません。
なんだかうまく脱力できていない気がする、とか、無心になりたいのについ頭の中でいろんな心配事をぐるぐると考えてしまう、などというときにはとくに。
いろいろと力が抜ける感じがして、いつも以上にリラックスできるかもしれませんよ。
夏の体なので
「首」を冷やさないように、「首」を温めるように。
寒い時期や体の冷えを感じるようなときにはこのようなことがよく言われます。
「首」だけではなく「手首」や「足首」はなるべく冷やさないようにね、と。
仕事柄、年がら年中「手首」をむき出しにし、冬でも室内では「首」はわりとオープンな服装なもので、夏の「暑がりな体」になっている時期に美容室に行くのはちょっと心配。
普段オープンになっている首にタオルを巻き、指先まですっぽり覆うようなケープをかけてもらって過ごす数時間、これが夏仕様の体にとっては「途中で暑くなってしまわないか?汗をかいてしまわないだろうか?」とドキドキものなのです。
もちろん店内は涼しくて快適、暑いはずはないのですが。
問題は私の体。
体が季節限定の暑がり仕様になっているもので、普段オープンにしている腕や首まわりにフタをされると自分の熱でどんどん暑くなってくるような感じがするのです。
なので時々そーっとケープの袖をまくって手首を出してみたり。
こうするだけでもかなり違います。
てことはやっぱり慣れない長袖&ハイネック状態が私にとっては暑さの引き金になるようなので、夏に髪を切りに行くときはできるだけ涼しい服装で行くよう心がけておりますし、「暑い?」と聞かれたときには正直に「ちょっと暑くなってきました」と伝えるようにしております。
へたに我慢して汗だくになってしまうと、切った髪が顔にはりつくなどでかえって面倒をかけてしまいそうな気がするので。
お部屋が暑いわけではないのだけれど、ちょっとしたことで「暑い」のスイッチが入ってしまう。
これが私の体にとっては夏のスタンダードなのですが、他の人はどうなんだろう?
涼しい場所にいれば暑くなることなんてありませんよ、というのが普通なんだろうか?
夏はつねにそんな疑問を抱えつつ仕事をしております。
パウゼの店内はもちろん涼しくしておりますけれども、室温とは違う部分での「暑さ」が発生してしまうことを知っている私としましては、たとえばフットバスだったりホットストーンだったりアイマスクが引き金となって「なんだか暑い」と感じ始めた場合にはどうか遠慮なくお知らせしていただきたいと思っているのです。
アイマスクなど温める系のものを外したり、涼しい風がお客様に届くよう調節したり、すぐに対応いたしますので。
じわっと汗をかくようになってしまうと、施術者に触れられるのがなんとなくイヤだなと感じてしまうことになるかもしれません。
せっかく疲れた体を休めに来たのに、そうなってしまっては本当にもったいないですから。
施術を行う側の感覚としましては、お客様の汗が施術に影響することはまったくありません。
お仕事帰りの汗だく状態でご来店いただいたとしてもまったく問題ありませんし、むしろ暑い中たくさん動いて汗をかいて疲れた体だからこそ、そのままちょっとパウゼに立ち寄って少し休んでいってもらえたらなぁと思うほどです。
施術する側にとってはまったく気にならないことではございますが、逆にお客様がご自身の汗の心配をすることでリラックスできなくなってしまうのではないかと思うのです。
夏の美容室での私がそうなので。
なんだかじわっと頭の中が暑くなってきたなぁ・・・と感じ始めると、「これ以上ひどくなりませんように」と気になってしょうがないのです。
なので、どうかどうか当店では我慢なさらず、遠慮なさらず。
施術中にからだの中からじわっと暑くなってくるというのは、とてもよくあることなんです。
それに加えて、汗をかきやすい夏の体にフットバスやアイマスクは「暑い」のスイッチが入りやすくなるもの。
私の方でもできるだけお声がけをしてお客様が「暑くなってきた」と伝えやすい雰囲気を心がけるようにしてまいりますけれども、お客様も施術中に暑くなってきたなぁと感じたときにはすぐにお伝えいただけたらと思います。
「あのー」とお声をかけていただくだけで大丈夫ですので。