日記
ナポリタン
つい最近読んだ本のおかげで食べ物の好みが一つアップデートされました。
喫茶店が好きなおじさんが主人公の小説、その中に出てくるナポリタンがそれはもうなんだかおいしそうで、しかもその作り方(というかコツみたいなもの)が説明されておりまして、そうなると実験好きな性分としましては試してみたくてたまらなくなるのです。
ナポリタンが好きなわけではなくて、あくまでも実験好きの好奇心。
じつは私、ナポリタンは興味がない食べ物のひとつ。
ケチャップ味というものにまったく心がおどらないので、自分から選ぶことはまずありません。
嫌いというわけではないのですが、あまり好きでもないのです。
そんな心躍らない食べ物のはずのナポリタンが、このたび読んだ本のおかげで「たまには作って食べたい料理」の一つに加わりました。
このナポリタンならまた食べたいなぁ、と。
もしかしたら本を読んでイメージした「美味しさ」が味覚に影響を与えてしまったのかもしれませんけれども。
いまさら食べ物の好みなんて塗り替えられることはないんじゃないかと思い込んでいたのですが、そんなことはないようで。
食べ物に限らずですが「あんまり興味ないなー」ということも、別の視点から見てみるとあっさり心変わりしてしまうこともあるのでしょうね。
好奇心、想像力、あらためて大切だなぁと再認識です。
ちょい休み
ゴールデンウィークが終わりました。
「終わってしまった」という感覚の人も多いのでしょうか。
昨日までは憂鬱だったけどいざ仕事に戻ってしまえばいつも通り、連休なんてもう遠い昔…みたいな感覚の人もいるのかもしれません。
ゴールデンウィークのほうが忙しくて、だからようやくこれからのんびりできるんですよという人もいるのかもしれませんね。
連休明け、なんだかやる気が出ないという人も、その逆にリフレッシュしてものすごくやる気が満ちている人も。
どちらのタイプのかたも、ちょくちょく「休憩モード」を差し込んでいってほしいなぁと思います。
たくさん休んだ後だからこそ、ほんのちょっと立ち止まって「ほんとうに大丈夫かな?」と自分の調子を確認する作業を。
たとえば当店なら、15分の短いメニューがございます。
ハンドマッサージとか、ヘッドマッサージを15分だけ、そんなふうにほんのちょっとの時間を自分を休めるために使ってみるというのはいかがでしょうか。
ついうっかり頑張りすぎてしまわないように、パウゼでちょっとだけ心身ともに立ち止まる。
そんな「ちょい休み」を日々の生活にぜひ。
旅をして気がついたこと
列車を乗り継ぎ、約7時間近くかけて青森へ行って、そして帰ってきました。
本日よりパウゼは通常営業に戻っております。
ゴールデンウィークに青森へ行くのは毎年の恒例行事となっていてそれは趣味で続けている津軽三味線の大会に出場するためなのですが、コロナで数年のお休みを経て再開した昨年からは一緒に大会に参加する仲間のみなさんとは別行動で私だけ前日の夜に入って演奏したらすぐに帰るという弾丸スケジュールにしているのです。(ほかの皆さんはおそらく昨夜は青森で大宴会だったことでしょう)
この計画を人に話すと「大変ですね」と言われたりもするのだけれど、私にとっては「大変なこと」ではなくむしろお店を長い間お休みにしなくて済むので気持ち的にとてもラクなのです。
私にとっては好きでやっている仕事、大事なお店で大切なお客様、だから特に世の中がお休みのときにはなるべくまとまったお休みを取りたくないもので。
昨年は「弾丸スケジュールならば飛行機移動一択だな」と勝手に思い込んでいたのですが、GWの混雑を考慮して余裕を持ったスケジュールで動こうとすると空港での待ち時間がけっこう長くなってしまい(去年はこれが本当につらかったのです)トータルの移動時間となると列車を使った場合とほぼ変わらない事(しかもずっと自分の座る場所が確保されているという幸せ)に気が付きまして、今年は列車移動に挑戦してみたのでした。
私にとっては初めての北海道新幹線です。
20代の頃、仕事の関係で宇都宮に住んでいた時期に東北新幹線を頻繁に利用していたことがあるのでいまさら新幹線に対する新鮮な感情はまったく無いつもりでいたものの、いざホームに入ってくる車両を見た瞬間やっぱりちょっと気持ちが盛り上がってしまったことに自分でも驚きでした。
なにしろ長い移動時間、車中で退屈しないようにとあらかじめ映画を何本かスマホにダウンロードしておいたのですが行きの車中でそれらを観ることはなく、海が見える間はひたすら海を眺めて過ごしてしまいました。
いつまで見ていても飽きないどころか、ちょっと懐かしいというか不思議な感覚に満たされるのがたまらなく心地良くて、それはもしかしたら子供の頃に海のそばで育ったせいなのかもしれないなぁと。
というかものすごく久しぶりに、自分がかつて海のすぐそばで暮らしていたことを思い出しました。
帯広で暮らしていると普段は海を実感することがありませんから。
ホテルの朝食が6時半からというので朝いちばんに食べて、それからこれも毎年のお決まりコースなのですが朝市へ買い物に。
買い物といってもほとんどが母に「買ってきて!」と頼まれたものたちで、お土産というより買い出し状態。
「何が良いかな」という気楽なワクワク感ではなく「買って帰らねば!」という使命感です。
それにしても今年は私、めずらしく市場の人とよく喋ったなぁと思い返しながらの帰り道。
ふと気がついたのは、毎年かならず一緒に朝市に出かけていた人が今年は居なくて一人での買い物だったからなのかということ。
いつもなら二人であーでもないこーでもないといいながらお店を見て回り、そういえばお店の人とよく話すのは彼女のほうで私は横でぼんやり聞いているだけだったんだな、と。
たしか去年は「青森に行ってきたのだけれど帰ってきてみたら写真を全く撮っていなかったことに気がついた」みたいな状態だったはずで、だから今年はせっかくの列車一人旅だからこまめに写真を撮って旅日記みたいにしたいなぁなんてことを思っていたんです、行く前までは。
でもやっぱり旅から戻ってみるとほとんど写真はなく、肝心の旅の目的である三味線の大会会場では写真を撮るなんて思い出しもせず、私のスマホに残ったのは朝市に行くためにブラブラ歩いていた時の風景、リンゴジュースだらけの自動販売機(リンゴジュース好きな私にはたまらないのだけど、帰りに買おうと思っていたのにそのまますっかり忘れてしまい心残り)、帰りの新青森駅で撮った「観光地らしい」写真、そんな程度。
なんだかせっかくの土地の魅力も旅の魅力も伝わらなさそうな写真ばかり。
かなり濃厚な1日半を過ごしたはずなんだけどなぁ。
ごめんなさい青森県、ごめんなさい青森市、ほんとうはすごく素敵なところなのに・・・
というわけで、久しぶりに旅をして気がついたこと。
・私はやっぱり海が好き。
・列車の長距離移動がけっこう好きかも。
・乗り物の中では寝ることができない。(片道7時間の移動中、結局往復ともに一睡もせずに過ごしてしまいました)
・旅をしながら写真を撮ることができない。
・だからSNSにはめっぽう向いていない。(数年前にFacebookをやめて以来、SNSには手を出せずにいます。お店を営む者としてはあまりよろしくないことは重々承知なのですが)
やはりときどき旅をしたほうが良さそうですね。
いろいろ発見がありますから。
花粉症のような
急に暑くなった先週末ごろ。
パウゼの庭の梅と桜が同時に咲いて、北海道の春って感じだねぇと喜んで観察していたらやたらとくしゃみが出るようになってしまいました。
それから鼻がつまったり、そうかと思ったら急に鼻水が止まらなくなったり。
風邪でもひいたのか、だとしたら予約を受けるわけにはいかないなぁと焦っていたところ、店内に戻ってしばらくするとくしゃみも鼻水も止まるのです。
そしてまた外に出ると、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・・・どうやら花粉症とかそういった類のものではないかと。
パウゼの中にいる間はくしゃみも鼻水もまったくでないので、施術には影響ありません。
そして店内にいると症状のことなどすっかり忘れてしまうので、またついうっかりふらふらと庭に出てしまいます。
そうするとまた鼻の奥がつーんと痛くなってきて鼻水が出てきたりくしゃみが出てきたり。
そんなことを繰り返しているうちに、すっかり鼻声です。
店内は空気清浄機を稼働させているおかげなのか施術中にくしゃみや鼻水が出てしまうことはないのですけれども、鼻声だけはまったく治りません。
というわけでご来店のみなさまへ。
私の声を聞いてしまうと風邪とかそういったことを思ってドキッとしてしまうかもしれませんが、風邪をひいているわけではないのでどうぞご安心くださいね。
ただ鼻声なだけなのです。
11年前の今日
少し前に、Googleマップから当店が消えてしまっていると教えていただきました。
教えていただいた後すぐに確認するとパウゼの目印どころか情報まるごときれいさっぱり無くなっていました。
たしかいくつかの口コミも掲載されていたという情報をお客様からちらほら耳にしていたのですが、それも全部消えてしまったようです。
せっかく投稿してくださっていたみなさま、すみません。
でも私が削除したわけではないのです。
一体何が起こったんだろう。
とはいえそもそも今までGoogleマップに掲載されていた情報自体、私は一切関わっておらずいつのまにか掲載されていたというものでしたので、いつのまにか消去の対象になってしまったとしても不思議ではありません。
オーナー自らビジネス登録をしていないお店ということで、削除対象になってしまったのでしょうか。
ホームページは通常通り稼働しているにしても、マップから消えてしまったとなっては「あれ、パウゼさん辞めちゃった?」「あのお店、もうなくなっちゃった?」と誤解される可能性もなくはないし。
いやいやそれどころかホームページに貼り付けているマップにお店が載ってないなんて冗談ですか?って感じ。
というわけで、いまさらながらGoogleビジネスに登録を済ませたというわけなのです。
取り急ぎ、という感じで登録を済ませたまましばらくの間放置しておりましたので、そういえばもう少し情報を追加しておこうかしらと思いつき使えそうな画像を探すために画像アプリを開いたら「4月10日の思い出」として大親友と一緒に撮った写真がピックアップされました。
もちろん忘れていたわけではありません。
大親友夫婦がはるばる帯広まで会いに来てくれたこと、3人でドライブしたこと、なにもかもがとにかく楽しかったことを忘れるわけはないのですが、11年前の今日だったとは。
めったに開かない画像保存アプリを使ったのが昨日でもなく明日でもなく、よりによって今日、そんな偶然にちょっとおどろきです。