日記
12分を捧げる勇気
そろそろパウゼで使用している香りを変えようかなぁと思っています。
お客様が来るまでの間、店内で焚いているエッセンシャルオイルのことです。
施術中はディフーザーの稼働音がどうしても気になってしまうのでお客様が来るまでの間だけとなってしまうのですが、おそらく店内に入った瞬間がいちばん香りを感じるタイミングではないかと思うのでそれはそれでいいかなと。
私が選ぶので私の好みとはなってしまうのですが、それでもできるだけ多くの人が親しみやすいような香り、そしてもちろんリラックス効果があるような香りでと、現在オイルをいくつか取り寄せて検討しているところです。
私のことですからすぐに結論がでるということにはならないとは思いますが、できるだけはやく新しい「パウゼの定番の香り」を選定したいなぁとは思っております。
そのうちお知らせできると思いますので、首をながーくして待っていてください。
店内で使うもの、お客様に販売するもの、そういったものは私が実際に使ってみて良いと思ったものを取り扱うのですが、去年からちょっと気になっているものがありまして。
ひとまずどんなものか私が試してみようと思って取り寄せていたものが「ハンドパック」
「濃厚シアバターと7つの美肌成分、6つのヒアルロン酸で潤すプロ用ハンドパック」なんですって。
気になるでしょう?
おそらくこれ(なにしろまだ未開封ですので)手袋みたいになっているんだと思うんですよね。
顔に使うシートパックみたいなのが、手袋状になっているのではないかと想像しているのですが。
指先はカットできるらしい。
てことは、パックしている間も指先は使えますよ、ってことなんでしょうね。
でもどうなんだろう、指先だけ出ていても手が使えないことには変わりがなく、たとえばパック中に電話を取ったりメモを取ったりスマホをいじったりということはきびしいんじゃないのかしら。
指先だけでどうにかこなそうとしても結局電話機が美容液まみれとかスマホがベタベタしちゃうとか、そんなことにはならないだろうか。
ていうか私の場合は指先がいちばんケアしたい部分だから、そもそもカットなんてしたくないなぁ。
なんてことをぐるぐると想像して、なかなか開封できないでいるのです。
使用方法に「12分程度浸透させ、はずします」って書いているんですもの。
パックを始めた途端にご予約の電話が鳴ったら、とか、お客様からLINEが来ちゃったら、とか。
そしたらやっぱりパックは中止で、これは再利用できないものなので無駄になるし効果も検証できないし。
だったら営業時間外に自宅で使ってみたらいいじゃないかと思うでしょうけれど、自宅に戻った途端に猫たちがわらわらと集まってきて膝の上に乗ったり肩の上に乗ったりやりたい放題となるので手が使えないのは困るし美容液まみれの手でいるときに猫がやって来る状態なんて想像するだけでゾッとします。
だからやっぱり、パウゼに一人でいるときに試さなきゃね、と思うのですが。
電話もなく、メールもLINEもなく、人も来ず、無事に12分を過ごせるだろうか。
たった12分、普段ならぼんやりしている間にあっさり過ぎてしまうような時間ですけれども、パックを始めたときに限ってー!ってことが、起こりそうな気がする。
というわけで、まだ試せずにいるのです。
気がちっちゃすぎですよね。
へんなひきだし
今日、大親友からプレゼントが届きました。
添えられていたカードの一言で、そうだそういえばそもそも私達は短大で出会ったんだったね、という原点をかなり久々に思い出したのでした。
私達はめったに思い出話的なものをしないからかもしれません。
別に昔話を避けてるわけではなくて、一番興味があるのはつねにお互いの「今」だからなんじゃないのかなと思う。
ひと目で彼女のものとわかる、独特な筆跡が私はとても好きです。
もし名前が書かれていなくても、彼女が書いたと絶対にわかると思う。
そんな慣れ親しんだ文字達を見ていたら、学生時代に彼女のとる授業のノートはとても見やすかったなぁと、そんなことまで思い出しました。
それに対して私のノートは別の友人に「ちゃんとメモは取ってるんだろうけど、とにかく絵が下手すぎて余計わかんなくなるわ!」と笑われたのでした。
なんの授業だったかは忘れましたが、理系の学科だったのでノートに図を書いたりすることも多かったのでしょう。
大親友からの手書きのメッセージカードで、記憶のヘンな引き出しが開きました。
たしかに私は絵が下手だとおもう。
父親はとても絵が上手な人だったのに。
風景とかそういったものも上手だったし、ちょっとしたイラスト的なものも上手だったはず。
昔、父の葬儀で遺影を見た私の知り合いから「お父さんにそっくりだったんだねー!」と言われたことがあったけれど、似ていたのは見た目だけ。
見た目じゃなくて絵の才能を受け継ぎたかったものだなぁといまだに時々思うのでした。
苦手な時期
今日から本格的に新年の仕事が始まるというかたもいるでしょうし、その逆にようやく今日あたりからゆっくりできるんだよねというかたもいらっしゃることでしょう。
パウゼはすでに新年の営業をスタートしてはおりましたが、普段どおりの営業時間に戻ったのは今日からです。
とはいえいつものことなのですけれど、世の中が動き出すころというのはこのお店はヒマなのです。
お正月休みにゆっくりと充電できていたりするでしょうし、そして仕事が始まったばかりでバタバタしていたりで、ここのような場所はあまり必要とされないタイミングなのでしょうね、いやもしかしたらほかのお店は違うのかもしれませんが。
少なくともパウゼのお客様はそのような傾向にあるのでしょう。
お正月に店内がヒマな空気で満たされるというのはゆったりしていてとても好きなのだけれど、世間のお正月休みが明けた頃にこの空間に一人でいる時間が長いというのはちょっと苦手。
お店がヒマで焦るとか一人でいる時間が長すぎて寂しいとかそういうことではなくて、うまく表現できる言葉が見つからないのだけれど、とにかく世の中の仕事始めの頃の空気感がちょっと苦手なのです。
年末が忙しいから、急にヒマになるとその反動で気持ちがすとんと落ちてしまうのでしょうか。
それとも年末の忙しさでいったん燃え尽きちゃった感じなんでしょうか。
今年はどんな年になるだろうかという期待の気持ちよりも、今年もまたあんなことやこんなことを乗り越えていって・・・というような「今年もまたやっていかなければならないこと」を考えてちょっとうんざり気味になってしまうんです。
一年って長いよなぁ、と思ってしまうこの時期。
いやもしかしたら一年が長いと感じるのは新年のこの数日間だけかも。
この「ヒマな数日間」が過ぎればまたいつもの日々が戻ってきてこんな弱気はきれいさっぱり忘れてしまうというのは毎年恒例のこと。
ひとつひとつ目の前のことをこなしていくうちに気がつけばまた一年が過ぎようとしていて「一年ってあっという間ですよねー」なんて笑っているのも毎年恒例のことなのでした。
あけましておめでとうございます
交代
クリスマスが過ぎたので、私がパウゼを出入りするたびにドアのところでクリスマスソングをひたすら歌い続けてくれた陽気な小鳥は引退しました。
また来年、クリスマスが見えてきた頃に帰ってきますからね。
この陽気な小鳥がいなくなったらきっと寂しくなるだろうなぁと思いまして、クリスマスじゃない小鳥をあらかじめ準備しておいたんです。
というわけで、新入りさんがデビューしました。
幸せの青い鳥です。(おなかは黄色いけど)
もちろん歌います、さえずります。
ひたすらご陽気さんだったクリスマス鳥とくらべると、ちょっと声も控えめ。
クリスマス鳥は会話の邪魔になるくらいハイテンションな歌いっぷりだったので、誰かが来るとわかっている時には必ずスイッチを切っておいたのですが。
これなら常にスイッチオンでも良いのではないかしら、と思っております。
みなさまが次にご来店の際には、この青い鳥が歌って迎えてくれるかもしれません。
ただ、ときどき「ジングルベル」も歌ってしまいます。
これだけが新入りさんの残念なところです。