日記
うつくしいようかん
fly me to the moon…と歌うフランク・シナトラの声がここ数日、私の頭の中でぐるぐるしております。
そのきっかけは羊羹。
大親友が贈ってくれたステキな羊羹の名前が「Fly Me to The Moon」だったのでした。
おやつ好きな私だけど、羊羹っていうのはめったに食べないもの。
自分じゃまず買うこともないし。
嫌いなのではなくて、興味がなくて。
だからこんなふうに贈ってもらえると、自分の世界が広がる感じがしてなんだかとっても新鮮です。
しかもこの羊羹が美しいのですよ。
ほらこんなふうに。
なんで自分が切った写真じゃないのか、というとそれはもちろん美しくカットできなかったからで…
いや、きっと、あと2~3回おやつの時間を過ごせば、上手にカットできるようになるにちがいない。
美しいといえば、この羊羹、箱もすごーく美しい。
お菓子の箱とか缶とか、そういうものにめっぽう弱い私。
それも知ったうえでの、この羊羹なんだろな。
さすが大親友、お見通しです。
ステキなものをありがとう。
縁起物
あけましておめでとうございます。
今年もパウゼをどうぞよろしくお願いいたします。
さて。
私、元旦からちょっといいものを見ちゃいました。
紅白のマフラーを巻くネコ、です。
ウチのシマネコが窓の外を見てバタバタするので何事かと確認すると、庭に白黒ニャンコがおりました。
土ぼこりでかなり汚れたお体、そして顔まわりには何か白い物体がフワフワ。
お正月早々ハンティングかしらと思い「いったい何を捕まえたんだ?」と少々ドキドキしながら観察してみると、獲物をくわえているのではなくてマフラーの端っこが揺れていたのでした。
体に対してちょっと大きめのそれは、明らかに首輪ではなくマフラー。
サンタクロースみたいな感じの、赤くて両端が白いやつ。
汚れた体にサイズの合わないマフラー、そんなニャンコが私の目の前を通り過ぎていったのでした。
これがクリスマスシーズンならサンタクロースの弟子ってことにしますが、いまはお正月。
サンタクロースカラーではなく紅白のマフラーということで、ちょっと不思議な格好をしたこのコを「お正月の妖精」と呼ぶことにしました。
「今日は冷えるから」と飼い主さんにマフラーを巻いてもらったのかな、なんて想像するだけで笑ってしまいます。
それにしても、ちゃんとマフラーを巻いたままお散歩するなんて偉いなぁ。
元旦から、ちょっといいものに出会った気分。
思いがけず、楽しくてあったかい気持ちにしてくれたこのコは私にとっての縁起物ってことで。
今日も来ないかなぁ、紅白マフラーの妖精。