日記
なくしもの騒動
いつもバッグに入れているはずの腕時計が無いことに、昨日気が付きました。
最後に使ったのはいつだっけ?
一週間前には、間違いなく使った記憶がある。
いつどこでなくしたんだろう?
バッグの外ポケットに入れてしまったりすることも多かったから、バッグが傾いたときに落としてしまったんだろうか。
だからといって、時計が落ちた音に気が付かないってことあるだろうか・・・いや、私ならありそうだ。
あー、やってしまったか。
腕時計、無くても大丈夫といえば大丈夫なんだけど。
スマホは必ず持ち歩いているわけだから、時間はわかる。
いまはお客様からのご予約やお問い合わせも大半がLINEになってきてお電話でのご予約というものが少なくなっているとはいえ、それでも出先でご予約の電話を受けたときには会話をしながらとっさに時間を確認する必要があるので時計を身に着けていないと不便だし、時計を身に着けずに店を離れるのはちょっと不安。
やっぱり新しいのを買わなきゃダメかなーと考え始めた途端に、愛用してきた腕時計が恋しくてたまらなくなりました。
高価なものでもなく、べつになにか特別な思い入れがあるわけでもなく、ただなんとなく気に入って買っただけの時計なんだけれど、長年使っているとこんな気持ちになるのですね。
壊れてしまったというのならあきらめがつくのだけれど、こういうお別れはやだなぁ。
と思いつつも、新しいものを手に入れて気分一新というのも良いのかもしれないとすでにさっさと前に進もうとしている自分もいたりして。
慣れ親しんだものへの愛着と、それを突然なくしてしまったがっかり感と、時計を新調しようというワクワク感と、さまざまな気持ちがぐるぐるしながら過ごした数時間後、無事に時計発見。
車の中に落ちていました。
たぶんやっぱり、バッグの外ポケットからするりと落ちてしまったんでしょうね。
でも車の中で良かった。
新しいものを手に入れるワクワク感も良いけれど、長年使ってきたものはやっぱり大事にしたいし、いつかお別れするならば使い倒して壊れる時がいい。
なくしものをするって、こんなにも気分の良くないものだったのね。
なるべく物をなくしてしまうという経験はしないよう、注意深く暮らしたいものです。
窓の模様替え
急に思い立って、窓のフィルムを新しくしてみました。
これまでは完全に外が見えないすりガラス風。
白くて明るくて、これはこれでかなり気に入っていたのだけれども少々くたびれてきた部分も見えてきたので、そろそろ新しくしようかなと。
だったら久しぶりにぜんぜん違う柄のフィルムにして店内の雰囲気を変えてみたくなったのです。
とはいえ、実際にはそれほど劇的な変化はないような。
わー、変わったねー!というような新しさは発生しませんでした。
このお店の雰囲気というか空気感というかそういうものって、窓がちょっと変わったくらいでは揺らがないようです。
これまではまったく外が見えなかったけれど、今度の窓はなんとなく外の様子が見えるような見えないようなといった感じ。
もともとパウゼの窓はフィルムを貼らなくても外からは見えにくいガラスなので、少々透け感のあるフィルムでも外から店内は見えません、窓に張り付いて覗き込まない限りは。
ですからどうぞご安心くださいね。
真っ白の窓も良かったけれど、今回の白くないフィルムもなかなかいい。
光が当たるとちょっとキラキラしたり壁に模様が反射することもあったりして、なんだか楽しいのです。
冬になって雪が積もって外の景色が白くなったら、また違う感じの光を見せてくれるのではないかと思っております。
冬のことを考えると憂鬱なことばかりではありますが、窓に差し込む光がどんなふうになるかだけはちょっと楽しみです。
金木犀
キンモクセイの香りという商品が、ここ数年で急に増えたように感じます。
秋冬商品といえばキンモクセイ、というような。
もちろん子供の頃から「キンモクセイの香り」というのは芳香剤のバリエーションの一つとして存在してはおりましたけれども、ここ数年の商品は昔ながらの「キンモクセイの香り」の商品イメージとはぜんぜん違うような気がします。
北海道で生まれ育った私にとって「キンモクセイの香り」というのは芳香剤でのイメージしか無かったためどちらかというとあまり好きではない香りだったのですが、東京に住んで初めて本物のキンモクセイの香りを知ってからは秋をしみじみと実感する気持ちとセットで記憶に刷り込まれることでちょっと特別な香りとなりました。
ある日突然、通勤途中にキンモクセイの香りに気がついたときのあのなんともいえない気持ち。
ただ単純に「秋が来たんだなぁ」という感情だけではないのですが、だったらそのほかにどんな感情が混ざっているのかときかれるとうまく表現できません。
なにかの思い出とリンクするとかそういうことでもなくて。
とにかく私にとってキンモクセイの香りはちょっと特殊な感情とセットになってしまっている香りなのです。
今年もキンモクセイの香りの商品が増えてまいりました。
アロマ業界でもキンモクセイの商品が続々と出ております。
「キンモクセイの香り」という商品が苦手で遠ざかって、そして大人になって本物のキンモクセイの香りを知って好きになることで「キンモクセイの香り」の商品に興味を持てなくなってしまっていたけれど、最近になって「今の時代の金木犀の香り」を知りたいなぁという好奇心が湧いてきました。
商品カタログを眺めつつ、いまだになかなか手を出せずにいるのですけれども。
ドラゴンズアイ
店内には空気清浄機があるし、エアコンにも空気清浄機能がついているし、店内用のエッセンシャルオイルもあるし。
だからお部屋の空気を云々というのはもうこれ以上採用しなくても良いのだけれど、好奇心にはあらがえず。
前々から気になっていた、Ashleigh & Burwood(アシュレイアンドバーウッド)のフレグランスランプを手に入れてしまいました。
これはランプを灯すことでお部屋の空気をきれいにしてくれるというもの。
ランプボトルはモザイクガラス。
さまざまな色のバージョンがあるので、ものすごーく迷うんです。
好きな色で選びたいところではあるけれど、店内に置くということやこれから寒い季節に向かっていくことを考えるとやっぱり赤とかオレンジとかピンクとかそういった色合いのほうがこの空間にはしっくりきそうです。
そこで選んだのが深い赤のランプボトル。
この色がどうしても気になってしまったのです。
名前は「ドラゴンズアイ」とのこと。
パウゼのうすぼんやりとした空間には不似合いな、なんとも強そうで頼もしい名前のボトルです。
個人的な好みとしてはもうちょっと明るめな色の組み合わせにすればよかったかなーとも思ったのですが。
でも、おそらくこれからやって来る寒い季節の店内には、これくらい深い赤のほうが良いような気がするのです。
とはいえ今はまだちょっとこの「ドラゴンズアイ」のお姿は少々暑苦しい感じがしますので、寒い時期になったらまたあらためて店内で活躍する様子をご紹介したいと思います。
ランプに使用するオイルについてのお話はまた後日に。
またやってしまった
今日は8月最終日。
たぶん、私の記憶では8月って連続した快晴というのがほとんどなかったのではないかと思う。
だって、毎日天気予報を見ては「3日間の晴れ」がやってこないかと期待していたのですから。
3日間連続した晴れを待ち焦がれていたのです。
8月ならあるでしょう、そう信じて疑いもしていなかったのに気がつけば8月最終日なんて。
仕込んでいた梅を干したかったんです。
お天気が良かった7月に干しておけばよかったものを、紫蘇を入れる時期が遅れてしまったり、後からさらに梅が手に入ったのでもう一瓶漬けることにしたりといろいろずれ込んでしまって「まぁ8月に入ってから全部まとめて干せばいいか」なんてのんびり構えてしまったのがいけなかった。
またやってしまいました。
まぁ今度でいいか、とか、そのうちまた、なんてのんびり考えているうちに絶好のチャンスを逃してしまうという、私のいつものパターン。
こういうところ、ほんとだめだよなーって自覚しているんですけれども。
なかなか直せないものです。
そのようなわけで今年の梅が夏の太陽をめいっぱい浴びるというチャンスを、私のせいで奪ってしまうことに。
明日から9月、まだまだ暑さはありますが真夏の太陽とはもう違う気がします。
このままあきらめずに秋の晴天を待つか、それとも今年の梅は干さずに「梅漬け」としてしまうか。
お日様好きな私としましては、できれば梅は太陽にあてたいところなのですが。
3日間の晴天、やって来るでしょうか・・・週間天気予報に釘付けの日々はもう少し続きそうです。