昨日、店じまいをしたあと2回目のワクチン接種をしてまいりまして。
さて、私が副反応で寝込んだら我が家のネコズはどんな反応をするだろうか。
巷では寝込んだ飼い主さんにおもちゃ(もちろんネコ用)やおやつ(そりゃネコのおやつといえばもちろんアレですよね)をせっせと届けてくれたとかなんとか、そんなウワサを耳にしましたが。
うちのネコズ、私が寝込むなんて経験ないからなー、どんな反応するかなー、なんてちょっと期待していたものの。
幸い、寝込むような症状はありませんでした。
というか、腕が痛すぎて横になっているほうがツラい。
熱とかだるさとかはないのだけれど、とにかく腕というか肩というか、なんだかそこらへんが痛すぎて指先まで痺れてる感じ。(そういえば夜中に体が震えるって症状がでたけど、あれも副反応なんでしょうか)
とはいえひとまず痛み止めを飲んでみたら施術にはまったく影響無いと思えるほど痛みがなくなったので、1回目のワクチン接種の時みたいにやっぱりお店を開けようかなと思ったりもしたのですが。
この先まだ何がおこるかわからないしな。
万全じゃない状態でお客様を迎えちゃダメだよな。
ってことで、念のため予定通り休業。
お休みなんて、久しぶりです。
でも休んでいられない性分の私、結局ずっとお店にいてしまうんですけどね。
このネコを、トラみたいな感じで。
そんなオーダーのご相談を先日いただきまして。
トラみたいに、と言ってもトラじま模様にしてほしいというわけではなくて、あくまでもトラっぽい黄色で、という意味合いで。
私の頭に浮かんだ、トラになれそうな革の在庫たち。
大丈夫です、トラ、できそうですよ。
そんなふうに確信して作り始めてみたものの。
あれ、なんか違うなぁ。
この色、トラになれると思ってたんだけど、なんか違う。
こっちの色も、トラじゃないかも。
黄色っぽい革を手当たり次第に型抜きしていったのだけれど、なぜだかどんどん頭の中のイメージから遠ざかるばかり。
それどころか「トラってどんな色だっけ?」と、そもそもの根っこの部分から揺らいでくる始末。
これはダメだ。
トラの色、いったんきちんと確認しなおそう。
ネットでトラの画像を検索しようとしてハタと気がつきました。
あ、私、トラの写真持ってたんじゃないかな。
コロナが始まる前の一昨年、どうしてもハシビロコウが見たくて、東京へ行ったついでに無理矢理時間をつくって一人で駆け込んだ上野動物園。
そこで見たよな、トラ。
ていうか、ライオンとかがみんなお休みで、唯一いた猛獣がトラだったんだけど。
スマホの写真を探してみると、いました。
トラ、こんな色だったかー。
きれいだなー、トラ。
シマウマのしましまもすきなんだよなー。
キリンの模様もすてき。
もちろんオカピのしましまもいい。
動物園で撮った写真を久しぶりに見直していたら、なんだかものすごく動物園に行きたくなってきました。
ところで「トラの黄色」
どうやら私の頭の中では実物とはだいぶ離れたイメージになっていたようで。
確認って、大切。
梅仕事が終わりました。
まだ干すには早いかなー
次の晴れのサイクルまで待ったほうがいいのかなー
などと迷ったのだけれど。
はたして「次の晴れのサイクル」って、3日続きの晴れって、ほんとうにこの先間違いなくやってくるだろうか?
と思ってみたり。
いやいや夏はこれからなんだから、そりゃあ三日間の晴れ続きくらいまだまだあるでしょう
と思う気持ちも、もちろんあり。
ぐるぐると迷った結果、このお天気を逃して後悔するようなことになるのがいちばんイヤだよなぁってことで、干すことに決定。
こうして毎年梅仕事をするからにはパウゼさんはよっぽど梅干しが好きなんだろうとか、自家製の梅干しがたいそうおいしいのだろうとか、そんなことは全然なくて。
とくに梅干しが好きなわけでもないし、食べるとしたらやっぱり梅干し屋さんのおいしいやつをお取り寄せするほうがいい。
だって自分で作った梅干しなんて、ただただすっぱいだけなんですもの。
おいしい梅干しを食べるなら、ぜったいにプロが作ったものがいい。
ただ時々、ほんとうにごくまれになんですが、この「ただただすっぱい梅干し」を心底おいしいと感じる時がありまして。
体調なのか気分なのかはわかりませんが、無性にこのすっぱい梅干しのおにぎりが食べたくなる時があるのです。
その時のためだけに、今年も梅仕事。
食べるよりも、この作業のほうが楽しみなんですけどね。
ちょっと早いかなーと思いつつも、この時期は季節を先取りしているくらいのほうが元気になれそうな気がして。
それで手ぬぐいフレームには花火柄を選んでみました。
そして「今年も花火を見る機会なんてなさそうだなぁ、ちょっとさみしいなぁ」なんて思っていたところに、たまたま読んでいた雑誌に花火のようなLED電球という記事をみつけました。
これは気になる。
色というか雰囲気というか、そういったものはパウゼらしさと少し違う気もするのだけれど。
でも花火、いいかもな。
たまには店内の雰囲気が変わるのも、いいんじゃないかな。
ということで、パウゼに花火がやってきました。
なかなかきれいです。
正直なところ、昼間の店内では花火というよりもちょっと不思議な電球といった感じなのですが。
でもこれが夜になるとけっこういい。
心に響く光という意味ではもちろんほんものの花火にはとうていかなわないのですが、見つめるにはいい感じ。
日々の生活でのあれこれを頭の中からいったん追い出して気持ちをフラットにしたいときには、いい仕事をしてくれるのではないのかなぁと思うのです。
夜のご来店の際にはぜひ、心をしずめてこのカラフルな光をぼんやりと見つめてみてはいかがでしょうか。