日記
今年も梅仕事
梅仕事が終わりました。
まだ干すには早いかなー
次の晴れのサイクルまで待ったほうがいいのかなー
などと迷ったのだけれど。
はたして「次の晴れのサイクル」って、3日続きの晴れって、ほんとうにこの先間違いなくやってくるだろうか?
と思ってみたり。
いやいや夏はこれからなんだから、そりゃあ三日間の晴れ続きくらいまだまだあるでしょう
と思う気持ちも、もちろんあり。
ぐるぐると迷った結果、このお天気を逃して後悔するようなことになるのがいちばんイヤだよなぁってことで、干すことに決定。
こうして毎年梅仕事をするからにはパウゼさんはよっぽど梅干しが好きなんだろうとか、自家製の梅干しがたいそうおいしいのだろうとか、そんなことは全然なくて。
とくに梅干しが好きなわけでもないし、食べるとしたらやっぱり梅干し屋さんのおいしいやつをお取り寄せするほうがいい。
だって自分で作った梅干しなんて、ただただすっぱいだけなんですもの。
おいしい梅干しを食べるなら、ぜったいにプロが作ったものがいい。
ただ時々、ほんとうにごくまれになんですが、この「ただただすっぱい梅干し」を心底おいしいと感じる時がありまして。
体調なのか気分なのかはわかりませんが、無性にこのすっぱい梅干しのおにぎりが食べたくなる時があるのです。
その時のためだけに、今年も梅仕事。
食べるよりも、この作業のほうが楽しみなんですけどね。
花火がやってきた
ちょっと早いかなーと思いつつも、この時期は季節を先取りしているくらいのほうが元気になれそうな気がして。
それで手ぬぐいフレームには花火柄を選んでみました。
そして「今年も花火を見る機会なんてなさそうだなぁ、ちょっとさみしいなぁ」なんて思っていたところに、たまたま読んでいた雑誌に花火のようなLED電球という記事をみつけました。
これは気になる。
色というか雰囲気というか、そういったものはパウゼらしさと少し違う気もするのだけれど。
でも花火、いいかもな。
たまには店内の雰囲気が変わるのも、いいんじゃないかな。
ということで、パウゼに花火がやってきました。
なかなかきれいです。
正直なところ、昼間の店内では花火というよりもちょっと不思議な電球といった感じなのですが。
でもこれが夜になるとけっこういい。
心に響く光という意味ではもちろんほんものの花火にはとうていかなわないのですが、見つめるにはいい感じ。
日々の生活でのあれこれを頭の中からいったん追い出して気持ちをフラットにしたいときには、いい仕事をしてくれるのではないのかなぁと思うのです。
夜のご来店の際にはぜひ、心をしずめてこのカラフルな光をぼんやりと見つめてみてはいかがでしょうか。
うっかり仲間
店内に置く雑誌の定期購読期間が切れたので今月からはきちんと発売日に自分で買わなくちゃということで、忘れないように発売日前に予約しておいたらなんと定期購読は今月号までの契約だったことが判明。
本日届いてびっくり。
同じ雑誌が二冊・・・うっかり者の私でも、こんなミスはさすがに初めてです。
先週はカラスに気を取られて自宅の前で派手に転んで服と靴をダメにし、膝には擦り傷と巨大な青アザ、そしてなぜだか足の甲にも複数の擦り傷。
私、いったいどんなふうに転んだんだろう。
幸いにも手に怪我をすることはなかったので施術に支障はなかったのですが、ひざまずいて施術をするときにはそりゃもう激痛。(今はもう大丈夫です、ちょこっと痛いくらいで)
どうも最近うっかりしすぎだなぁ、気をつけなくちゃだなぁと思っていたら、ここにもうっかり仲間を発見。
窓の外の景色をお楽しみのようですが、しっぽが水飲み用の容器に入ってしまっております。
このかた、わりとしょっちゅうこんなふうにしっぽを水浸しにしてしまうんです。
きもちわるくないんだろうか。
いやむしろ、きもちよいのか?
わざとなのか、うっかりなのか。
ねこのしっぽにくわしいひとがいたら、ぜひともおしえていただきたいものです。
かわいいお客さま
庭のバラが順調に育っております。
もう少ししたら、次々に花が咲いていくという素晴らしい時期が始まりそうですよ。
バラの観察をしながらぼんやりとお店の前に立っていたら、いきなり左腕あたりにバサバサバサッと風圧が。
なんとそれはスズメちゃんで、私の体にぶつかりそうなほどすれすれの距離で飛んできて足元にちょこんと降り立ったのでした。
ニンゲンの足元に降りちゃうなんて、勢い余っちゃったんだろうか。
スズメも「しまったー!」なんて焦ってるんじゃなかろうかと思ったけれど、どうやらそうでもないようで足元から飛び立つ気配なし。
驚かせちゃったらかわいそうなので動かないようにしていると、足元をしばらく探検したあとスズメはまたどこかへ飛んでいきました。
いやー、これ、ウチのネコたちが見たら大興奮ですよ。
それにしてもこんなに近くにスズメがやってくるなんてめずらしい。
もちろん目の前をちょこちょこ歩くことはあるけれど、ぶつかりそうなくらい近くを飛んでくるなんてことは初めてです。
まだあまり怖いものを知らない”新米スズメ”なんでしょうか。
まぁ何にしても、スズメにとって私は「こわくないニンゲン」と認識されたのだとしたら、これは嬉しいことです。
そんなこんなで店内に戻って一人で作業をしていると、こんどはガサガサガサ!とドアの方から妙な音。
びっくりして顔を上げると、これまたびっくり。
ドアのガラス越しに、なにかがいる様子。
なんだかちょこちょこ動いています。
どうやらまたもやスズメちゃんのようで。
庭に来ることはあっても、こんなふうにドアにやってきたのは初めてのことでびっくりです。
しかもなぜかずーっと、こちら側を向いているんですよね。
まるで店内をうかがうみたいに。
「パウゼさーん、いるんでしょー?」って言われているような。
この状態、実はけっこう長い間続きまして。
写真を撮って、動画を撮って、それからそーっと近づいて写真を撮って、またもや動画を撮って。
この時点で私とスズメちゃんの距離、ドアを隔ててほんの数センチ。
手を伸ばせばかんたんに届く距離まで近づいたことに、猫じゃなくても大興奮。
パウゼはスズメが安心して遊べる場所ってことなのか。
小鳥も安心できちゃうリラクゼーションサロンって、嬉しいような可笑しいような。
今日はなんだかスズメにご縁がある日でした。
ゆで卵製造機
先日、ちょっと訳あってゆで卵製造機(という呼び方は正しくないのかもしれないけれど)を買いました。
通販番組を見た母が欲しがったもので。
えー?ゆで卵のためにわざわざ専用の調理器具って、買う必要あるの?
タイマーかけて、お鍋でグラグラ茹でれば済む話じゃないの?
と思ったのだけれど。
なんだかおもしろそうだなぁという好奇心のほうが勝ってしまいまして。
結論。
買って正解。
いやー、道具って便利ね。
しかも驚いたことに、半熟卵がおいしい。
半熟卵が苦手な私が美味しいと感じてしまったことに、驚き。
世の中の人たちが半熟卵を美味しいと言うわけがようやくわかりました。
このおいしさをみんな知っているのに、私は今まで知らなかったというわけか。
でもきっと、おいしい半熟卵を毎回きちんと自分で茹でられるかというと、雑な性格の私には到底無理そうです。
ゆで卵製造機はゆで卵を作る器具ではなくて「おいしいゆで卵」をつくる器具だったのね。
目からウロコでした。
買う必要あるの?なんて思っちゃってごめんなさい、私みたいな雑な人にこそ必要な調理器具でした。
というわけで卵に関してはずいぶん長い間、半熟卵の美味しさを知らないという残念な時間を過ごして来た私。
その残念な時間を取り戻すかのように、お昼のお弁当に半熟卵を活用する機会が増えました。
まぁ、「活用する」なんてえらそうに言ってもサラダにのっけるくらいのものなんだけれど・・・
卵、いいですよね。
「ちゃんと栄養とってるなー」という気分になります。
いろんな栄養が詰まってますものね、卵。
薬膳の視点で見ても、卵は気を補う、なんて言われておりまして。
ほとほと疲れたなぁ・・・なんだか弱ってるなぁ・・・と感じたときには、ガツンとしたスタミナ系のお料理だとかえって疲れちゃったりしますから、ふわふわとろとろの卵料理で体にやさしく元気を届けてあげるほうが良いのではないかなぁと思うんですよ。
それになんだか、ふわふわとろとろのものを食べてるときって、心がやさしくなるような気がしませんか?