日記
活動モード、休息モード
一ヶ月ほどかけて進めていた模様替えが、つい先日ようやく完了いたしました。
このせまいせまい空間のことですから、もちろん長期間かかる壮大な模様替え計画というわけではなくて。
いつものごとく、なにか一つを変えるとほかの部分がしっくりこなくなって、それを改善するべくさらになにかを変えるとまた別のところでしっくりこなくなって・・・と、ごくごく小さな変更を繰り返していたら一ヶ月くらいかかってようやく落ち着きましたよ、というお話。
今回の模様替え、最終的に落ち着いた「最後の一手」というのが照明の変更。
これまでは「休息のための空間だから照明は温かみのある色で」というのが最善だと思いこんでいたのですが、快晴の日の昼間などは外から店内に入った瞬間「なんだか暗い・・・」という感覚がちょっと気になっていたんです。
まぁ、入った瞬間だけのことだしすぐに感覚が慣れてくるからと照明を変えるということなど全く考えていなかったのですが、今回ちょっとした模様替えをすることでいままでの明るさではなんだかしっくりこなくなってしまいました。
そのうち慣れてくるかしらと思ってしばらく過ごしてはみたのだけれど、逆にだんだんとそれがとても気になるように。
お店に入った瞬間はパッと明るいほうがいいから、ちょっと白っぽい照明に変えようか。
でもさっぱりとした明るい店内だと、施術中に休息モードのスイッチが入りにくくなりそうだなぁ。
どうしたものかと考えていたら、解決策が見つかりました。
一つの電球で、調光どころか調色までできてしまうという便利なものが世の中にはあったのですね。
なんだ、知らなかった。
この手があったのか。
そのようなわけで、お客様のいない時間のパウゼは白くて明るい活動モードな空間となり、私の事務仕事もやりやすくなったような気がするのです。
技術の進歩に感謝です。
しろくまとかき氷
まだ暑い。
とはいえ、やっぱりなんとなく夏の終りという感じがするのは日付のせいだけではないような気がするのです。
空気が違ってきてるような。
だからそろそろ「かき氷っていうのもなんか違うんだよなー」と、店内の壁に掛かっている絵を見るたびに思うようになりました。
いやもちろん、まだまだかき氷は美味しく食べられる暑さだと思うのですが。
でもやっぱりこの絵を見て感じるのは「夏だねー!」なので、その感情はそろそろ違うなぁと。
外さなきゃなぁ、取り替えなきゃなぁと思いながら毎日眺めているのだけれど、これを外してしまうといよいよ夏がほんとうに終わってしまいそうでちょっと寂しい。
夏だからなにか特別なことをしたとかそんなことは全然なくて、あいかわらずいつでもパウゼにいるという毎日だったにもかかわらず、そんな私でも夏が終わってしまうというのはなんとなく寂しく感じるのです。
もうちょっとだけ、夏らしい店内でもいいかなぁ。
せめて8月いっぱいくらいまでは、かき氷を眺めてちょっとワクワクするような気分でもいいかな。
・・・と自分に言い聞かせて、季節が過ぎ去るのをぐずぐずと惜しんでいるところなのです。
ネコズのお誕生日
今日はわが家のネコズの"書類上の"お誕生日です。
このコたちの里親探しをしていた獣医さんから受け取った書類に書かれていたお誕生日が8月1日。
とはいえ保護猫なのでおそらくこれは正確な日付ではなさそうな気がします。
正確にはわからないから、キリのいいところで8月1日ってことになったのではないかと。
そもそもネコズと出会ったのは秋なので、この日付はまったく心に響かないのでした。
だからお誕生日という実感はぜんぜんなくてお祝いムードにもならないのだけれど、まぁせっかくお誕生日に気がついたことだし今日は特別に朝から猫じゃらしで遊ぶというスペシャルなことをしてみました。
え、朝からいいんですか?って感じでキラッキラの目で盛り上がるネコズ。
遊ぶのが好きで好きでたまらない黒猫ちゃんのほうなんて、盛り上がりすぎて私の脚にまで絡みついて爪を立ててしまうほど。
それはもう痛くてたまらないのだけれど、黒猫ちゃんのキラキラ&ウキウキっぷりが私にまで伝わってきたのか遊んだあとはなんだか心と体がスッキリ。
なんだろう、ネコセラピーでしょうか?
ネコが楽しいと、私も楽しくなるようで。
ネコズのお誕生日。
4年前の今頃、どこかの会社の敷地内で生まれてしまった小さな小さな猫の姉妹を見守って、そして保護してくれた方に心から感謝する日です。
こんなにちっちゃかったコたちが。
すっかりおとなになりました。
遠慮はナシで
エアコンを使うシーズンになると、いつも以上に施術中のお客様の様子が気になります。
もちろんじーっと見つめたりなんてことはしませんよ。
お客様が寒がっていたり暑がっている様子がないか、施術に集中しつつもできるだけ見逃さないように気をつけております。
とはいえ。
適温というのは人それぞれ、ほんとうにお客様が快適と感じているかどうかは、正直なところ私にはわかるはずもなく。
できるだけ気がつけるように頑張ってはおりますけれども。
ここはどうか遠慮なさらず、我慢なさらず、「ちょっと暑いかも」や「ちょっと寒くなってきたかも」の言葉は何度でも何度でもお伝えしてほしいなぁと思うのです。
そのために、施術中いつでもひょいと手を伸ばせば温度調節ができるような場所にエアコンのリモコンを設置しておりますので。
こんなに涼しくしたらパウゼさんが寒いのでは?ですとか、冷房を控えてもらいたいけどパウゼさんには暑いんじゃないだろうか?などというお気遣いは全く必要ありません。
ここはお客様のための空間ですから、ここにいる間はどうかお客様ご自身が快適な室温でお過ごしいただきたいと思うのです。
動いている私にはちょうど良くても、眠っているお客様にとっては寒く感じてしまうことがあるだろうし。
またはその逆に、施術の効果でだんだんと体の中から暑く感じてきてしまうこともあるかもしれない。
もういっそのことお客様にリモコンをお渡ししたいくらいですけれども(と、毎年言っておりますが)さすがにそれも困ってしまうと思うので、こちらで気をつけてちょこちょこ調節するようにはしておりますが。
どうかどうか遠慮はナシで。
私もできるだけお客様の様子で気がつけるようにがんばりますけれども。
施術の強弱と室温の調節は、何度でもお気軽にお伝えくださいね。
こざっぱり
先日、フットバスを店内で落としてしまいました。
手が滑ったのか力が抜けてしまったのか、なんだかもうよくわからないのだけれど気がつけば片手がフットバスから外れてしまっていたのでした。
中に入っていたお湯のほとんどが床に流れ出た状態に。
たかがフットバスのお湯、せいぜいほんの数リットルとはいえ、なにしろここは狭い空間ですから被害はなかなかのもので。
「こんな事が起こってしまったらたいへんだよなー」なんて時々ふと想像してブルッとすることはあっても、実際には開業以来いままで一度も起こったことはなかったのですが、とうとうやってしまったのです。
しかもこれからご来店するお客様のために準備をしていたタイミング。
お客様が来る前になんとかしなくては!
大慌てで片付けをしてなんとかお客様のご来店時にはひとまず何事もなかったかのような状態に整えて、閉店後にあらためて家具を動かしたりラグをはがしたりして盛大な拭き掃除に。
それほど大きいものや重たいものがあるわけでもないとはいえ、一人でこなすには肉体的にも精神的にも結構しんどい作業となりました。
短時間で店内を整えなくちゃというのが相当なストレスで無意識のうちに歯を食いしばっていたのでしょうか、お客様の施術を終えて一息ついた頃に左の顎が痛み始めて。
こういう痛みはかなり昔にも何度か経験したことがあったものですからそのうち自然におさまるはずだとわかってはいるものの、噛むのがつらいし痛みがあるというのはやっぱり怖い。
そして翌日、気がつけば腕がアザだらけ。
大慌てで拭き取ったり、家具を移動したり重たいラグをはがして丸めて店の外に出したりと必死で頑張っているうちにあちこちぶつけまくっていたんだろうなぁと。
顎の痛みもなくなり腕のアザもほとんど目立たなくなったので、いまようやくこの話ができるというわけなのです。
そんなこんなでほんの数日前、パウゼはたいへんなことになっていたのでした。
パウゼの床に敷いていたフローリング調の茶色いラグ、じつはホットカーペットでもあるのでこのまま夏が終わるまでは店内に戻さなくてもいいかなと思いまして。
ラグを撤去してしまったせいで床を歩くときのフカフカ感がなくなってしまったのだけれど、ラグのない床はなんだかとっても明るい感じで店内がこざっぱりした印象に。
夏っぽくて、これもいいかも。
せっかくだから、夏らしい絵でも壁にかけようかと思案中です。